重要なお知らせ
令和5年度途中入園、令和6年度の新入園児を随時募集受付しております。
安心して自分の道を歩める愛着関係を

 6月になると、子ども達も園の環境に慣れ、生活リズムが整ってきます。この頃には行動が大胆になる子の姿も見られるようになり、保育者も新たな一面を知ることもあります。
 入園当初から人見知りもなく、大人を見つけると笑いながら話しかける2歳クラスのO君は、大人びた口調で友だちに指示したり、保育者を独り占めしようとするなどの行動が目立ち、友だちとのトラブルが多い子でした。保育者は、O君と友だちの関係が良好になるように言葉をかけていきましたが抱っこやおんぶをせがむだけで受け入れてくれませんでした。家庭ではお母さんと一緒にスマホのゲームをして過ごすことが多いとのことでした。これまでのO君の行動の原因は何なのか園全体で考えました。もしかしたらO君は、愛着の絆がうまく結べてなかった故の事だったのではないかと思いました。愛着関係は、子どもの心の動きに共感していく事で気持ちや感情が通い合い築かれていくといいます。
 子どもの心の中では、生後3日目頃から、「いないいないばぁ」等一対一のやり取りから、関わってくれる人がいるという気づきが生まれ「この人は自分をいい気持ちにさせてくれる」という体験になります。8か月頃から見られる人見知りは、特定の人を認識し始めている証拠で、知らない人に会って恐怖や不安を感じた時に「特定の人」が大丈夫だよと守る事で絆が強くなってきます。これを「安全基地」と言います。同等に「この人といると落ち着くな」「ほっとするな」「何だか楽しくなってきた」等ポジティブな感情を生じさせてくれる事を「安心基地」と呼びます。この二つが愛着形成の基盤となります。そしてこの両輪の上に探索行動が意欲的に行われ、やがて自立へと向かっていくといわれています。
 1・2歳児の頃の不安な時に身体接触を求める体感や人への基本的信頼感の形成は、自己を肯定する心の根幹となります。
 愛されている子は、人を愛することができます。大人に思いを汲みとってもらい子どもは気持が満たされていきます。愛着(アタッチメント)は、今の自分を丸ごと愛してくれる人に出会い共感してもらう経験を通して育てられ、悩みながらも進んでいける勇気を与えてくれることでしょう。
 

  • 企業主導型保育

    内閣府が平成28年度から開始した制度です。 企業が地域や、従業員の様々な働き方に応じた柔軟な保育サービスを提供するために設置した保育園です。 認可保育園並みの保育料で利用でき、職員数や設備に一定の基準があるので安心です。

  • 0~2歳児の小規模保育園

    クレイシュ保育園は、少人数制の企業主導型保育園です。 家庭的な保育ができること、経験豊富な保育士や病児・病後児保育に携わってきた保育士が関わることが大きな魅力のひとつです。 目のゆき届く、ぬくもりをたっぷり感じられる環境の中で一人ひとりの成長を育み、伸びる力を支えて参ります。0~3歳までの乳幼児期は最も脳が育つ時期です。 一生の基礎となる様々な体験が出来るような保育を心がけ、思いやりの心、感謝の心、命を大切にする心を子どもたちに伝えていきます。 また、保護者の皆さまにも、安定と安心、安らぎを感じてもらえる園づくりに努めます。

こころを育み
身体を作る

石井式漢字教育 素話
石井式漢字教育 そろばん
石井式漢字教育 時計
異年齢活動
SDGs

人格形成と知能の発達の基礎を培う大切な乳幼児期に、人や物、自然などに出会い、感性を磨きながら様々な心情、新たな能力を獲得していく力を支えていきます。

  • 豊かで健康な身体と心を給食から

    食べることの楽しさや喜びを知ることが大切な乳幼児期に、人間の基盤である「食」の充実を図るため、 栄養価、味覚、感性、風習、色彩など様々な角度から工夫を凝らし、心を込めて給食づくりを行っています。
    ※アレルギー食にも対応

  • 心を込めた手作りメニュー

    多様な食材を用いて、アイデアに富んた献立を心掛けています。
    子どもたちは、自然の望みに感謝し、「おいしい笑顔」に溢れています。 健康の源である給食を通して、子どもたちの身体と心の成長を願っています。

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